「スポーツを通じて地域コミュニティの発展に貢献したい」
企業版ふるさと納税 企業インタビュー #01
株式会社アイザック(富山県魚津市)

富山市が取り組むプロジェクトに対し、“企業版ふるさと納税”による寄附をいただいた企業は、どのような理由やきっかけで寄附に至ったのでしょうか。インタビューでは、率直なご意見や富山市への寄附に対する想いについてもお聞きしました。
今回、お話を伺ったのは、環境事業とパッケージ事業の二本柱で事業展開する「株式会社アイザック」様です。

お話を伺った、株式会社アイザック 
人事総務企画部 採用教育・広報課 係長 種井 雅美さん

■企業プロフィール
株式会社アイザック(https://www.izak.co.jp)

1953年、木箱製造業を営む『石﨑製函所』として創業。「世の中に本当に必要とされているモノは何か」という創業以来の精神と向き合い続け、現在は、産業産廃物を処理・処分・リサイクルし資源循環を行う「環境事業」や、脱炭素社会の実現に貢献する「再生可能エネルギー事業」、高品質で再利用可能な包装材を普及させ資源のロスを最小限に抑える「パッケージ事業」を展開する。従業員470人(2025年5月1日現在)。富山県内グループ会社12社、関連施設4施設。

今回のインタビューで伺った、富山市内に
社屋を構える環境事業本部

まずは、御社の事業内容について教えてください。

当社は、産業廃棄物の「収集・運搬」「中間処理」「最終処理」「リサイクル」まで一貫したサービスを自社グループ全体で提供しています。また、日本で初めて「機能性ダンボール」の開発に成功しており、柔軟な発想と想像力で新しい価値を提案してきました。

特に最近始められた取り組みなどもあれば教えてください。

廃棄物から生まれるCO2フリー電気を遠隔地にある自社グループ施設(ダンボール製造工場やホテル、ゴルフ場など)へ供給する取り組みを始めました。当社のエネルギーセンター(焼却処理施設)では、廃棄物を焼却処理する際に発生する熱エネルギーを回収し、蒸気によって発電するしくみで、約5,200世帯分に相当する電力量を発電することができるのですが、自社工場での利活用に留まらず遠隔地に供給する取り組みは、北陸電力管内では初の試みだと聞いています。これにより、年間CO2排出量を約1,700t削減する見込みです。

数ある自治体の中で富山市に寄附することにした理由やきっかけは?

当社が富山市に産業廃棄物処理工場を建設し、環境サービス事業を始めてから50年以上が経ちます。当社では、産業廃棄物のネガティブなイメージを払拭したいという思いから景観・環境整備にも力を入れています。2018年には、当社敷地内に “足湯が楽しめる公園”「ピエ・パルク」を設け、近隣のみなさまの憩いのスポットとなるようにカフェも整備するなど、地域との共生を大切にしてきました。

本部工場の隣に設けた、足湯とカフェを備えた公園
「ピエ・パルク」

工場周辺には住宅も多く、住民の方々の理解も必要な中で、半世紀以上にわたり、この地で事業を継続させていただいていることに感謝を込め、継続的に富山市に寄附をさせていただいています。

今回、寄附対象事業の中から、「富山市総合体育館改修事業」を選定された理由を教えてください。

当社は、地元や地域を元気にするスポーツや文化芸術の活動を、これまでもさまざまな形で応援してきました。
 スポーツでは、「富山グラウジーズ」や「カターレ富山」、「KUROBEアクアフェアリーズ」などの活動をスポンサーとして支援してきました。KUROBEアクアフェアリーズに関しては、選手1名を雇用し、アスリート活動を支援しています。文化芸術においては、富山駅北口近くにある「樂翠亭美術館」(現在は新築開館に向け休館中)から芸術文化の発信に寄与してきました。
 こうした流れの中で、富山グラウジーズのホームアリーナである「富山市総合体育館」の改修事業への寄附を選定しました。

アイザックがオフィシャルスポンサーを務める富山グラウジーズの
ユニフォームを着るダンボール製マネキン(パッケージ事業)

富山市へのご寄附に込められた想いを聞かせてください。

令和7年度は、スポーツを通じて地域コミュニティの発展に貢献したいという想いで、富山市総合体育館の改修事業に寄附させていただきました。実際にプレイする選手だけでなく、ホームアリーナで観戦し、応援の一体感を肌で感じるなど、地域のみなさんが一緒に楽しみ熱中できるような拠点としての施設の完成に期待したいです。地域がもっともっと元気になれるように、スポーツを通して、みなさんで富山市を盛り上げていけたらいいですね。

検討からご寄附までの期間はどのくらいでしたか?

1、2カ月程度です。「何らかの形でお役に立ちたい」という想いは社内ですでに一致していたため、スムーズに決定したと聞いています。

企業版ふるさと納税を通じて得られた社会的価値はどのような点だと思われますか?

「CSR」(企業の社会的責任)への積極的な取り組みが求められている中で、地域貢献はもちろん、SDGs(持続可能な開発目標)の目標達成への貢献の部分も大きいのではないでしょうか。環境や社会への配慮、企業統治の状況などを含め、企業としての社会的価値の向上につながると思います。

富山市総合体育館にて選手を応援する社員や家族
(2024年10月撮影)

企業版ふるさと納税を活用したメリットはありましたか?

当社では、福利厚生としてスポンサーとなっているプロスポーツチームの試合招待券を社員に配布しているのですが、自分の会社のロゴが入ったユニフォームを着た選手が頑張っている姿を見るのは、社員としても誇らしいものであり、さらに、富山市総合体育館は、社員やその家族が個人的に利用できる場所でもありますので、当社がその改修工事に貢献していることは、ロイヤリティ(愛着や信頼、忠誠心)の向上にも役立つと思います。

最後に、企業版ふるさと納税を検討されている企業へ一言お願いします。

多くの企業が、「CSR」の活動や営業活動の一環として、企業版ふるさと納税を導入されることによって、地域社会に対して大きな貢献が期待できるだけでなく、従業員や株主、顧客のロイヤリティの向上にもつながっていくと思います。税制上の優遇面だけでなく、地域のためになる取り組みができることが大きな魅力ですので、ぜひ検討されることをおすすめします。

ご支援に対する
富山市スポーツ健康課からのコメント

このたびのアイザック様からのご支援、そして本市の取り組みへのご期待に、心より感謝し、大変嬉しく思っております。

富山市では、施設の老朽化が課題であった富山市総合体育館をまちなかの賑わい創出や交流の拠点施設として改修することで、日本プロバスケットボールの最高峰リーグである新B1「B.LEAGUE PREMIRE(Bプレミア)」で生まれる賑わいを波及させ、富山駅周辺エリアや地域経済の活性化を図ります。

改修では、アリーナ天井の耐震化など安全性の向上に加え、センターハングビジョンをはじめとした演出関連設備や観客席の更新、ラウンジやVIPルームを整備するなど、「する」スポーツと「みる」スポーツの共用型のアリーナを目指しております。

アイザック様をはじめ、皆様からのご支援により、富山市総合体育館は、エンターテインメント性を飛躍的に向上させた、まちなか中核施設として新たに生まれ変わります。

今後も、「まち」や「ひと」に大きな影響を与え、スポーツを軸に新たな価値を生み出し続ける本事業を応援いただけますと幸いです。

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